街を歩いていると、ついつい冷房のきいた地下に足が向いてしまいます。
アリの気持ちがよ~くわかる日々でございます。
先日も例にもれず、都庁方面から新宿南口方面に向かうときに、地下へもぐりこみました。
「ワンデーストリート」という名前なのだそうです。
(この名前の意味をご存知の方がいらしたら、ぜひ教えてくださいませ。)
ひんやりと冷房が効いていて、「ふうう~」と一息……なんて、快適に歩いていたのですが、なんだかヘンです。
「あんまり心地良くない……」

どうして? とあたりをよくみまわすと、原因がわかりました。
右の写真をご覧ください。
おわかりでしょうか。
そう、問題は、照明なのです。
ここは間接照明になっているようですが、まず、画面左手の壁面に注目してください。
壁面が光沢仕上げになっているため、光源が映り込んでいます。
次に、画面右手の壁面を見てください。
こちらの壁面はガラスで、またもや天井照明も何もかも映り込んでしまっています。
こういったことから、ごちゃごちゃした感じ、居心地の悪さ、落ち着きのなさなどの印象になっているのですね。
間接照明の効果が全く出ていませんね……。
そして次の写真をご覧ください。

ワンデーストリートからエスカレーターへと繋がるスロープのようすです。
ここもまた、ガラスに光源が映りこんでしまっています。
このあたりは都庁ができたころのままですから、造りが古いのでしょうね。
せっかく間接照明にしてあるのに、本当にもったいないかぎりです。
この先に進みますと、新宿南口へとつながる地下道となります。
こちらは新しく、がらりと雰囲気が変わりますね。

さきほどの直管蛍光灯一辺倒から、ダウンライトへと、進化しています。
光源も、電球色が使われているところが多いですね。
ずいぶんとやわらかい雰囲気になっています。
左手にはガラス張りの柱が続いています。
近未来的景色のようですてきなのですが……柱に貼り付けてあるポスターが、開店休業みたいな印象を与えているのが気になります。
う~ん、残念。
ようしゃない陽射しから逃げるように地下に潜りましたが、いい勉強になりました。
新宿の地下道では、照明テクニックの変遷(歴史?)が見られます。
みなさんも、新宿におでかけになりましたら、ぜひここでお勉強を!
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