2011-07-06

がんばる!職人さん

逗子のMさま邸工事もいよいよクライマックスです。

現場では、職人さんたちが、がんばっています。

夜遅くまでがんばっています!

当オフィスでは、

腕がよく、
仕事にこだわりと誇りを抱く、
人柄もとてもすてきな、

本来の「職人」、または、あるべき職人の姿
 とでもいいましょうか 
そのような職人さんたちに、現場をお願いしています。

わたくしたちオフィスが、
信頼できる職人さんたちと出会い共に仕事をしていることは、
なにものにも代えがたい幸福なことでございます。

当オフィス代表である長津が、この業界に飛び込んでから27年。
この27年間の経験があってこそ、多くの出会いがあります。

リフォーム工事の現場難しい・・・

といいますのも
図面や現場調査だけでは分からないことく、 
いざ解体工事となり
床・壁・天井を剥がして見たり、
キッチンなどの設備を撤去してみたりしてから、
新たな問題に遭遇することがしばしばです。

これは、リフォームの宿命ですね

そのため、現場では
臨機応変に対応する力やあきらめずに工夫する力が
必要なのです。

図面通り、打ち合わせ通りに工事が進まないことはよくあります


一例をあげましょう。

今回のMさま邸の現場、
電気工事の職人さんががんばってくれました。


電気屋さん


和室の天井を光天井のデザインにしました。 

天井裏の余裕は充分にあり、
和紙を通した柔らかい光で包まれる和室が誕生するはずでした。

ところが解体を始めてみると、
天井裏には波板が広がるのみで断熱材が見当たりません。

Mさま邸はマンションの最上階 

「去年の夏はエアコンが全くかなくて夜も暑さで眠れなかった。」
と、Mさま

これはたいへんです。

そこで急遽、断熱材をその波板の下に張ることになりました。

そしていよいよ、和室の光天井の工事です。

が、問題発生!

照明器具を設置するゆとりが断熱材にとられ、
スペースが足りません。

仕上げ材のパイナップルペーパーも製作に入っていますし、
いまさらデザイン変更はできません

パイナップルペーパー

困りました・・・
このままでは、照明器具がつきません。

すると、電器屋さんと現場監督が大奮闘。

普通の職人さん
「これじゃあ、付けられないよ」
で終わってしまうことが多いのですが・・・

当オフィスがお願いしている職人さんは、あきらめません!

デザインの意図を汲み取り、
クライアントさまによろこんでいただきたい

と、何とか収まる方法をあれこれ試行錯誤しながら、
半日かけてがんばってくれました

そして
光天井が無事に完成いたしました!

和紙を通した柔らかな光が和室をふうわりと包んでいます。

至福の空間でございます。


こちらの電気屋さん
いつも難しい作業を眈々と無言でこなし、
電気以外の仕事も不満ひとつもらさずにやってくれるので
工程がスムーズに進むのです。

他の仕事も手伝ってくれるのです

他の職人さんも同じです。
職人さんたちのがんばりがあるからこそ、
デザインが完成します。

安心して現場をまかせられる、そんな職人さんたちなのです。

丁寧な仕事の仕方
スキルの高さ
投げ出さない粘り
新たな課題も受けて立つ柔軟性
・・・
などなど

それだけにとどまらない、大きな力をもつ
職人さんたちに支えられています。

がんばれ! すばらしき匠たち!
ありがとう! 素敵な仲間!

細部までこだわります!