2010年2月6日、寒い日曜日です。
東京都のBさま邸で進行中の「さえちゃんの部屋プロジェクト」、
第一弾、カーテン選びです。
この日、さえちゃんがお母さまといっしょに、新宿にきてくださいました。
これから長津率いるスタッフとともに、ショールームめぐりです。
長津をすっかり気に入ってくださったさえちゃん。
お母さんそっちのけで、長津にべったり、ラブラブです。
さえちゃ~ん、今日はカーテンを選ぶお仕事だからね~・・・。
いくつかショールームをまわった後、
株式会社フジエテキスタイル様のショールームにおじゃましました。
すてきな生地にスタッフもお母さまもうっとり。
迷ってしまいます。
長津が提案したのは、鮮やかで、それでいてやさしい色合いの水色のカーテン生地です。
さえちゃんのリクエストはピンク色です。
さえちゃんの反応は、にっこり、そして「・・・・」。
次に長津は、レースの生地を選びました。
刺繍のしてある、上品な生地です。
合わせるとなかなかかわいいですね。
さえちゃん、「これがいい!」ともう決めてしまいました。
レース生地で遊ぶのも一つの工夫ですね。
レース生地は無難なものを選びがちですものね。
長津がまた別の生地をもってきました。
じゃん!
さまざまな色のラインが入ったレース生地です。
ぱっと華やかな印象になりますね。
さえちゃん、「これにする!」と心変わり。
長津があえて水色を選んだのは、
読書好きという、さえちゃんの性格を考慮したのだそうです。
学校ではいつも一所懸命、
外で友だちと走り回って遊び、
おうちではお母さんのお手伝いをよくする、
がんばり屋さんのさえちゃん。
誰にもじゃまされず、しずかに落ち着いて、本を開いて空想の世界にひたる
そんな空間をめざしたのです。
大人のわたしたちも一人だけのしずかな時間は大切。
子どもだって、同じなのですよね!
とはいえ、水色と白だけのインテリアは子ども部屋としてはちょっとさみしいかもしれません。
ということで、レース生地のかわいい模様で遊び心を出してみました。
お母さまは悩んでいらっしゃるようすです。
そうですね・・・サンプルだけではなかなかわかりにくいものです。
そこで長津がまた提案をしました。
「刺繍のあるレースを使う場合は、表地の上にレース生地をかけて、雰囲気を出す」
おわかりになりますか。
通常、レース生地は窓側につるし、表地を部屋側につるします。
それを反対にしましょうということなのです。
そうしますと、夜、カーテンを閉めたとき、表地をレースがふんわりとおおい、
とてもやわらかい印象になるのです。
とはいえ、どのような生地にも使えるテクニックではございません。
生地の色、風合い、柄によっては逆効果になってしまう場合もあります。
たとえば、ストライプ模様のレース生地を使う場合、
このテクニックを使ってしまいますと、少し落ち着かないものになります。
リビングなどは華やかですが、寝室ではうるさくなってしまいます。
レース生地をどちらにするか、ゆっくりとお母さまに悩んでいただいて・・・。
楽しみですね!